緑地管理業務委託

 

 近年、学校校庭の緑化(芝生化)が環境教育や地域コミュニティの観点から取り沙汰されるようになり、大都市圏の小中学校など徐々に校庭の芝生化が始まりつつあります。芝生化ついては予算に応じた様々な工法が考えられます。芝の品種については本来日本に自生していた野芝や外来品種でありながら日本の気候に合う高麗芝やティフトンなどが一般的に使われるようです。平均気温の低い関東以北では、西洋芝と呼ばれるグラスを使用する場合もあるようです。ランニングコストや学校の規模など使用リスクに合わせた施工がなされないと瞬く間に芝生は消滅してしまします。ゴルフ場の様に利用者を得るため日々グリーンキーパーの手で手厚く管理されるのではなく、学校の職員や関係者により管理されることを考えると通年の管理マニュアルや管理責任者の育成もこの芝生化の流れの中では必要なことではないでしょうか?一般的にスポーツターフとして使用されるティフトン芝は乾燥・擦り切れ・繁殖力・肥料要求量の面から重宝されているようですが、弊社で管理業務している範囲以内においては、「収奪」による肥料要求量、またヨウトガなどの発生による殺虫剤散布、土壌改良などのコストが比較的高いのではないでしょうか?最近改良品種も出ているようですが、使用年数が短くデータが少なく校庭などの使用に向いているか不明です。今指定管理者制度も始まり公共の運動施設や公園も民間業者へバトンタッチしているようです。このページで紹介している委託管理の内容は、公共施設の通常管理業務の末にやらざるを得なくなった作業(芝活性・グランド整備等々)を紹介しております。行政側に予算がなくてデモンストレーションという形で作業をしているケースも多々あり、かなりの成果をあげましたが、そのまま放置され元の荒野に戻ったところが多いようです。校庭の芝生化という何とも心踊る言葉の先に、ほぼどこの行政も緑地の管理に悩ませれていた事実を見直し、今までの【対処保守:手のつけられないよう状態になってから2〜3年掛かり(予算獲得まで)の改修・補修工事】から、【予防保守:手のつけられる・つけなければならない状態を把握し、的確に手をつける保守】に転換していくことが行政管理にしろ、指定管理者制度にしろ一番の課題であるコストを抑える方法であるとその業務に当たっている方々にはご理解いただけるものと考えます。

 
  1. 地面が固く、スポーツをするには危険である。

  2. 水溜りが出来たり、雨の後になかなか水が引かない。

  3. 肥料の効きが悪くなった。

  4. 病気がでやすくなった。

  5. 芝の屑が芝生の中に堆積してとれない。

  6. 地肌が見えていたり、苔や藻類が繁殖してしまいすべりやすい。

  7. 芝生の色が悪い。

  8. 除草剤をなるべく使わず管理したい。

  9. オーバーシード(暖地型芝生地に寒冷地用芝生の種を播く)で冬場も使いたい

施工

エアレーション ゴルフ場のグリーンなどでよく施工されるコア抜き(間引き)作業
バイブロ 硬くなった土壌をほぐしながら、通気用の穴を開ける作業
バーチドレン 串状の長いドレンを地中に打ち込み土壌をほぐし通気性を確保する作業
サッチング 芝の中に貯まり込んだ芝屑を掻きだすとともに、根きりをして活性化をする作業
目土 芝の生育土壌を形成したり、スポーツピッチ等の平地均一化をする
ダガー 圧縮した空気を一気に地中40〜50cmに送り込み、硬くなった岩盤層の破壊する作業
肥料・薬剤散布 土壌や芝の状態に合わせ適量を散布する。また土壌改良剤や除草用土壌処理剤も撒きます。
   
   

作業例@  作業例A  作業例B  作業例C  作業例D  

作業例E  作業例F  作業例G  作業例H  作業例I

作業例J  作業例K 作業例L  作業例M  作業例N